寝たきりになる平均年数は男性は9年女性は12年だといわれています。残りの生存期間を健康寿命といいます。最期の期間をどれだけ短くできるかを、日本政府は「人生ラスト10年問題」と言っています。
58年前の東京オリンピック時は100歳以上の人は190人だったのが、現在はおよそ8万6000人います。老いを受け入れて、できることを大事にするという考え方を持ち割り切れるかどうか、これが幸せな晩年と不満足な晩年の境目になるといわれています。
病院ではなく自宅や老人ホームで「老衰」で死ぬということが当たり前になっていき、病と共に生きる時代に入ります。在宅医は「がんで苦しまない方法を共に考えてくれる医師」「最後まで自宅でのんびりと生き生きとすごせることを手伝える医師」として重宝されてくると思います。もし、相続税率100%にしたら、余生間もない人はお金を残さないように使い始めるでしょう。家族内の絆が弱くなった昨今、お金は子孫に残すものではないという風潮になり、高齢者専用賃貸住宅に最期まで入居することを契約したり、身の回りの事をしてくれるお手伝いさんを高給で雇う高齢者が増えてくるでしょう・・・。
当院とつばたクリニックとつばた歯科クリニックは、皆さんの健康寿命を延ばすお手伝いをしていきます。