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お知らせ

mRNAワクチン(コロナワクチン)について

 3回目のワクチン接種が摂取対象者(12歳以上)で接種率が6月7日に60%を超えたところで、62-63%と横ばいになっています。基礎疾患を持つ人や虚弱な高齢者の周りの人々がワクチンを打つことで感染・発症・伝播を防いで命を守ることができます。ワクチンを理解して接種することをお勧めします。

今回はmRNAの作用と開発の歴史を見直してみたいと思います。

作用:動物や植物や細菌の細胞の中にある核(DNA)という遺伝子情報があるところから、その遺伝子情報を核の外に持ちだすのがmRNAという物質でコード(遺伝子の配列)で指定されたタンパク質を作ります。mRNAワクチンは新型コロナウイルスが持っているタンパク質を作ります。そのタンパク質が体の免疫に反応して本物の新型コロナウイルスが体内に入ってきたときに備えて抗体(ウイルスを体から排除する物質)を前もって作ってくれます。

開発の歴史:mRNAワクチン(ファイザー・モデルナ)は今回の新型コロナウイルス感染症のワクチンのために開発されたと思っている人が多いと思います。実は違います。30年前から以下の研究が進んでいました。臨床実験が十分に進んできたところで、偶然に新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックとなり、mRNAワクチンを何十億人分も生産するという事態となっています。

・がんワクチン がんの種類と癌の遺伝子に応じたワクチン

・インフルエンザやジカ熱などの予防ワクチン

・再生医療(心筋梗塞後の障害された心筋、関節の軟骨、障害された脳神経)

・他、従来の薬では実現できなかった新しい治療

幻の花 サガリバナ (早朝)

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