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ガットフレイルと認知症

 ガットフレイルって何!!、と思われた方が多いかと思います。身体のフレイルと同じ意味で腸管の機能低下のことを表しています。京都府立医科大学で研究が進んでいます。

 日本は世界では長寿社会のトップランナーです。今、超高齢化社会での認知症(アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症など)の予防が極めて重要な課題となっています。

 研究では便秘症の患者の便を、実験用のネズミの腸管へ移植すると便秘になり、腸内細菌叢(そう)の異常が生じて腸管の機能が低下(ガットフレイル)し異常な代謝産物が脳に悪影響を及ぼすことが分かってきました。便秘で浣腸を繰り返す患者さんの認知症のリスクが非常に高いことが裏付けになっています。正常な腸内細菌叢を形成するには食物繊維の摂取と酪酸菌と胆汁酸(肝臓で産生される脂肪分解酵素で腸内細菌の力を借りて腸肝循環を繰り返している)が必要ということもわかってきました。

腸管を若々しく保つためのTips(方法)①野菜(食物繊維)を積極的にとりましょう。②酪酸菌が多いサプリメント(宮入菌など)を適時とりましょう。③胆汁酸の分泌を促すために1日3度の食事を規則正しくとりましょう!。

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