すみません、最初から英語で分かりにくいでしょう。私たち医師は、患者さんが体調不良で一時的に外来に来た時に血圧が高かったり、脈が不整だったり、胸の音が普通の音ではないなど気付くことがあります。風邪症状や胃腸炎で受診したのを機に、血圧が気になっていたら血圧の精査（胸部レントゲンやABIやIMTなど）や脈が飛ぶなど感じていたら心電図などの追加の検査をお勧めすることがあります。喉が渇き、脈が速ければ糖尿病や甲状腺機能亢進症などがみつかることがあります。Opportunistic（たまたまの外来受診の機会）を得て、Prevention（予防：命を守ること）ができることを指します。体重が減ってきたな、なんか疲れがとれないな、など気になる事が続けば是非、外来を受診してください。

　当院は ”命とは使える時間である” の理念で、2021年4月から開業して５年目に入りました。このTFC（つばたファミリークリニック）の月に１回のコラムは、みなさんが病院に来なくても体調管理ができることを願って連載しています。なにか体調がこれまでとは違うなと感じられたら是非一般内科外来（私の外来がそうです）を受診してください。健康寿命を延ばすお手伝いができましたら、医師として望外の喜びと日々の診療の励みに繋がります。