睡眠不足の蓄積が、がん、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、うつ病などの精神疾患、認知症など、さまざまな疾病の発症リスクを高めることが、各方面の研究結果から明らかになってきています。イギリスの8,000人の公務員を1985年から2019年まで調査したところ、6時間以下の平均睡眠時間の人は平均睡眠時間7時間の人より30%も認知症になりやすいという結果が出ています。ちょうど良い睡眠時間は認知症の原因になるアミロイドβの脳への蓄積を防ぎます。しかし、単に睡眠時間が長ければ良いというわけでもないようです。ある研究では棒グラフを見ての通り、8時間を超える睡眠時間の人は死亡リスクが上昇するという結果がでています(*_*;。