最新の研究では、骨は若さを保つパワーの源になることがわかりました。どういうことかというと骨からは最高の若返り物質がでていることが分かったからです。その物資の名前は、スクレロスチンです。スクレロスチンは骨への衝撃を感じて分泌を減らして、骨の骨量を保ち骨折しにくい骨を維持します。その骨の骨量を保つために、絶妙なバランスで活動しているのが、破骨細胞と骨芽細胞です。特に重要なのは骨芽細胞（骨をつくる細胞です）です。骨芽細胞がオステオカルシンとオステオポンチンを分泌します。オステオカルシンが記憶力と筋力を保ち、男性の精子の数の減少を防ぎます。オステオポンチンは免疫力を強化します、つまり免疫細胞を活性化しウイルスや細菌から私たちの体を守ってくれます。

　一日の大半を座って過ごすと、知らないうちに老化が進んでしまいます。骨は私たちの若さを保つ人体の門番だということがわかりました。さあ、1日10回でもいいですから、踵を上げて床に着けて、踵の骨に体重を乗せる運動をおこないましょう。1日10回365日で1年で3650回、骨に衝撃を与え続けると、これまで思いもよらなかった健康の恵みを感じることができます。始めるなら今日からです。