2021年の統計では世界中で肥満である人の半数は以下の8つの国の人々に占められていました。中国、インド、アメリカ、ロシア、メキシコ、インドネシアそしてエジプトです。2050年には世界中の子供たちの3分の1は肥満状態(BMIで25以上)になるとも言われています。
体重が増えるのは、脳内のPOMC神経が一因と言われています。日本には甘いもの(デザート)が食後に胃の中に入るのを “別腹” といいます。それは、どんなに満腹でもデザートを食べる余裕は常にあるという考えからきています。甘いものを食べるとPOMC神経は脳に信号を送ってエンドルフィン(脳に幸福感を与える化学物質)を放出して私たちを気持ちよくしてくれます。気持ちよくなることを感じた私たちのからだはますます快楽を求めて甘いものを食べたがるようになります。その結果、体重が増加します。科学者らはPOMC神経を抑制することで脳が甘いものへの欲求を起こすのをコントロールできないかと研究をすすめています。
これで食後のデザートを食べたくなるのは、自分の脳がそうさせているということがわかりました。自分の脳と話し合いながら健康を害さないよう、デザートを美味しくいただきましょう!。
