SOC(sense of coherence)[センス・オブ・コーヒレンス]とは、健康を増進し、ストレス対処に効果を発揮する人間が抱く「感覚」のことです。「sense」が「感覚」で「coherence」は「一貫性」です。SOC(sense of coherence)は「首尾一貫感覚」と訳されます。
SOC(sense of coherence)は、「わかる感」「できる感」「生きる意味」の3つで構成されます。
現実を把握する「一貫した〝わかる感〟」をもつことが誰でも可能です。分かる分かると納得します。この「わかる感」があれば、心は安定し平静でいられます。
日常で少しずつでもなんでも続けて、私は「できる感」があることで、ストレスに打ち勝つことができます。困難を克服する可能性が飛躍的に高まります。
V・E・フランクルは、ナチスの強制収容所を生き延びた心理学者で、「ロゴ・セラピー」という「生きる意味」を軸にする心理学を確立した人物です。人はどんな状況にも「生きる意味」を見い出すことができます。例えば楽しい日々を思い起こすことなど。そして、その「生きる意味」を「生きる力」に変えて、人生の逆境を乗り越えていけるといいます。
