私たちがみな何度も繰り返し聞いてきたこと、それは定期的な運動は大切だということです。 平日は忙しくて運動する時間が取れないという人へ、週末だけ運動することもそれと同じほど効果的かもしれないという朗報があります。米国で35万人以上の人々を10年にわたって追跡調査し、平日に定期的に運動している人と週末だけ運動している人を比較した研究結果があります。研究者らは2つのグループの間に大きな違いはなく、 運動をまったくしなかったグループに比べて、どちらもあらゆる原因による早期死亡のリスクが低く、心臓病やガンで死亡するリスクも低いことが分かりました。JAMA Internal Medicine誌に掲載されたこの結果は、推奨される運動量を週の間にこなしさえすれば、いつ運動するかはあまり重要ではないことを示しています。世界保健機関(WHO)は、18歳から64歳まで、毎週少なくとも150分の適度な運動を推奨しています。「適度な運動」とは会話をしながらできる運動です。そして、この研究では週末だけ運動することを良いと認めていますが、毎日少しずつでも運動するほうが睡眠と精神衛生に良い可能性があり、座る時間を短くする利点が加わります。