私はコーチです。専門分野はメディカルコーチングとセルフコーチングです。そのセルフコーチングの中で”自分自身の主人となる”という考えがあります。何か行うときや考えているとき、一歩立ち止まって、自分自身の主人(自分自身)が上からみていると考える手法です。自分を制御する。自制できるということは、自分をコントロールできるということです。自分の中に巣くう欲望を自分で制御する。欲望の言いなりになったりせず、自分がちゃんと自分の行動の主人になるということです。
自制心を付けるためには次の3つを行いましょう。①感情のコントロールを行う:怒りや悲しみといったネガティブな感情をすぐに表情や態度に出さない。②物事を継続する:勉強やダイエットの目標を立てても、面倒だな、楽しくないなという気持ちが勝らないようにするために直ぐに行動し習慣付ける。③誘惑に負けない:つい楽な方に流されたり、誘惑に負けてしまわないようにする。どれも自分自身の主人であるかのように自分を客観的に見つめて行うことは可能です。
このフレーズの背後にある考え方は、私たちが社会の規範や他者の期待に縛られず、自分自身の価値観や目標に忠実であることの重要性を強調しています。ニーチェは、自分の人生において他者の期待や制約に従わず、自己を開花させ、自分の欲望や情熱に従って生きることが重要だと考えました。